【簡単】はたき落としてカードを当てる【トランプマジック】

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Shin
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こんにちは。Shinです。

前回のグライドの記事は読んでいただけたでしょうか。

せっかくグライドをご紹介したので,グライドをメインに使ったトランプマジックをご紹介しようと思います。

慣れてしまえば簡単にできるマジックですが,短い時間で派手な演出ができるので

なにかマジックしてよ!

と,飲みの席などで友人から言われた時に気軽に良い反応をもらうことができます。

それではさっそく実演と解説に入っていきます。

はたき落として手に残ったカードで当てるマジック

マジックの流れと実演

このマジックの見せ場は何と言っても最後の,手に持ったトランプをはたき落として1枚だけを残すところです。

具体的な全体の動きを説明しておきます。

・ランダムにカードを1枚選んでもらう

・デックに戻してシャッフルし,どこにあるか分からない状態にする

・デックの上の方や下の方に選ばれたカードが来ていないか確認する

・適当に出した数枚をお客さんの手に持ってもらう

・持ったカードをはたき落とすと,手には選ばれたカードだけが残る

というシンプルなものです。

はたき落とす様子については,実演動画を見ていただけたら分かりやすいと思います。

1枚だけ残す部分は後ほど解説します。

はたき落としてカードを当てる【実演】

最後のはたき落とすところは,派手な分カードが散らばる可能性があるので,食事の席ではテーブルの料理が片付いてから行うことをお勧めします。

マジックの解説

さて,さっそく解説に入っていきたいのですが,一つだけ補足をしておきます。

私が初めてこのマジックを知ったときは,途中のカードを数枚出すやり方が異なっていました

実演動画では私なりのアレンジを加えた分,少し難易度が上がっています

今回は私の実演動画の手順で解説をしますが,もしご要望があれば簡易版の解説もしようと思います。

ただ,簡易版はあまりにも手つきが怪しく感じてしまうので,少し難しいかもしれませんがぜひこちらの手順でマスターしていただきたいです。

では順番に解説していきます。

1.選ばれたカードをボトムにコントロールする

ボトムコントロールの方法については,前回のグライドの記事のものを使っていただいても良いですし,こちらの記事のコンビンシングコントロールを参考にしてもらっても良いと思います。

これからもカードコントロールはどんどん紹介していくので,好きなものをお使いください。

2.ボトムカードの下にさらに2枚のカードを加える

私のアレンジをした中で,ここが一番難しいかもしれません。

いくつか方法をご紹介するのでご自身にあったものをお選び下さい。

1.リフルシャッフルで追加する

リフルシャッフルの正確さに自信のある方は,実演動画のように右手の2枚を先に落としてから左手のカードを落としていくことでボトムカードの下に2枚のカードを入れることができます。

ゆっくり行うとこんな感じになります。

2.ファローシャッフルで追加する

他にも,こちらの記事でご紹介したファローシャッフルを上手く利用して確実に2枚を追加する方法もあります。

マジシャン目線で手元を拡大した様子がこちらです。

3.トリプルカットで追加する

あとは,こちらの記事の中でご紹介したトリプルカットを応用し,トップから2枚目にブレイクを取った状態でトリプルカットをしてボトムに回しても良いと思います。

3.トップとボトムのカードを確認する流れでカードを5枚出す

こちらは実演動画のような流れを参考にしていただければ分かりやすいと思いますが,トップ,ボトム,トップ,ボトム,トップと交互に見せながら5枚出していきます

この時のセリフは自由に構成していただいて構いませんが,例えば

「マジックをしていると,よく『分かりやすいところに持っているんでしょ?』と言われますが,上や下あたりにはありませんよね?」

「分かりやすいこのあたりの位置に選ばれたカード来ていれば楽なのですが…ありませんか?」

などのようにカードを見せつつ,選ばれたカードが入っていないことを強調しながら置いていくと良いと思います。

2回目のボトムを確認する時,ボトムから2枚目に選ばれたカードがあるので,デックを下に向けたタイミングでグライドでボトムカードをずらし選ばれたカードを抜き出します

4.手に持ってはたき落とす

5枚のカードを出した時点では上から2枚目に選ばれたカードがありますので,適当にカードを混ぜているような動きの中で一番下に持ってきます。

実演動画のように,ダメ押しで1枚ちらっと見せて「この中には入っていませんでしたよね?」という再確認をしても良いと思います。

それでは1枚だけカードが残る原理を説明しますが,実は

上からはたくと,摩擦で持っているカードの一番下のカードだけが残る

という単純なものです。

このようにゆっくり行っても1枚だけ残ってくれます。

自分一人でも片手で持ち,もう片方の手ではたくだけで動きが確認できると思います。

ただ,握る力が強すぎると全部落ちてくれませんし,弱すぎると全部落ちてしまいます。それらに合わせてはたく力も調整する必要があります。

全部落ちると最悪の場合,表が見えてクライマックスが無くなってしまいますので,実践で不安な場合は自分で持ってはたき落とすのもアリです

迫力のある簡単トランプマジックまとめ

今回のマジックはいかがだったでしょうか。

手順がシンプルなので,マジックを始めたての方でも覚えるのは苦労しないと思います。

また,簡単に行えると言いつつも見せる場面や相手次第ではかなり盛り上がるマジックですので,覚えておいて損はありません。

マジック一つ一つを自分のものにしながら記事を読み進めていけば,確実に成長できますので,一緒に頑張りましょう。

それでは,また次回の記事でお会いしましょう。

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