
こんにちは。Shinです。
最初の頃にトランプの扱い方の記事でスイングカットをご紹介しました。
その中で,カットとしての用途だけでなく,スイングカットを連続で行うことでシャッフルのような使い方もできることをご紹介しました。
私は普段からこのシャッフルを手癖のように行っています。
今回ご紹介するのは,このスイングカットを応用したフォールスシャッフル(混ぜているような動きで,実際には混ざっていないシャッフル)です。
普段からスイングカットを使う方は,このフォールスシャッフルを自然と紛れ込ませることができるので非常におススメです。
スイングカットを使ったフォールスシャッフル

私が最初にこのフォールスシャッフルを知った時の動きと,私なりに改良を加えた動きの両方を解説しようと思います。
どちらも見た上でお好きな方を使っていただければ良いのですが,それぞれの特徴を述べておきますと,
ベースになったフォールスシャッフルは,フラリッシュの側面が強いです。
なので,混ぜていることを強調したい時には向かないかも知れません。
何度も使うというよりはパフォーマンスの一つのような形で使うと良いと思います。
私の改良したフォールスシャッフルは,できるだけ元のスイングカットと同じ動きを目指しています。
普段から違和感なくマジックに溶け込ませるならこちらが向いていると思います。
まずはそれぞれの動きを実演のGIF画像で見ていただきたいと思います。
(軽くしたら画質が落ちてしまったのは申し訳ありません…)
ベースとなったフォールスシャッフルの動き

動きをできるだけ抑えたフォールスシャッフルの動き
(※比較のために普通のスイングカットも入れています。)

いかがでしょうか。このフォールスシャッフルを始めて見た方は,その印象を覚えておいてください。
その印象が,そのままお客さんが受ける印象となります。
マジックに組み込む際にはその印象を元にどちらを入れるか決めると良いと思います。
それでは動きの解説に入っていきます。
両方のフォールスシャッフルに共通する動き
どちらのフォールスシャッフルをする場合でも途中までは同じ動きなので,その部分を解説していこうと思います。
1.3分の1くらいを取ってスイングカットで左手に渡す
まずは通常のスイングカットの要領で3分の1だけ左に渡してディーリングポジションで持っておきます。
2.残りのパケットを半分に分け,先ほどのパケットを右手に受け取る
右手で3つのパケットを保持する必要がありますが,ここの動作は慣れるまで難しいと思います。
再びスイングカットをしたら,持ち上げたパケットはそのまま人差し指で保持,残ったパケットは中指で保持,そして左手のパケットを薬指で受け取ります。
分かりやすいように指をわざと大きく広げていますが,動きはこんな感じです。

親指に対して,人差し指で1つ目,中指で2つ目,薬指で3つ目を持ちます。
写真で見るとこのような形になります。

3.真ん中のパケットを左手で受け取る
右手で持っている3つのパケットのうち,中指で支えているパケットを左手で受け取りますが,受け取り方を注意してください。
スイングカットの記事でもお話ししたように,左手で親指と人差し指でつまむのではなく,親指の付け根辺りで挟むように受け取ります。

ここの動きについては,人差し指と薬指の間がある程度開いていないと受け取りづらいと思います。
指を自由に動かせるように練習してみて下さい。
ベースとなったスイングカットのフォールスシャッフル
ここからは個別の解説に入ります。
まず,さきほどフラリッシュの要素が入っていると言ったフォールスシャッフルから解説していきます。

パケットを受け取った左手の親指を使い,右手の人差し指で持っているパケットの親指と持ち替えるようにして支えます。
そのまま,右手の人差し指を軸にして,左手の親指で回転させ,ディーリングポジションのパケットの上に落とします。

あとは最後のパケットも重ねて完了です。
ゆっくり確認していただければ分かりますが,ちゃんと3つのパケットは元の順番に並んでいます。
スイングカットの動きに近づけたフォールスシャッフル
次に,スイングカットの動きに近づけた私なりの改良版(?)のフォールスシャッフルを解説します。

気にするポイントは単純で,スイングカットのリズムを意識することです。
スイングカットの動きを見てみると,左右の手が近づいて離れてを繰り返しながらパケットを渡しています。
そのためにポイントを2つに分解すると
1つは縦の動きをせずに全て横の動きで完結させることです。
もう1つは左手のパケットを右手に渡すタイミングと,真ん中のパケットを受け取るタイミングをほぼ同時に行うことです。

やりやすくするためのコツとしては,薬指で受け取るパケットを,中指のパケットに比べて奥の方に持たせることです。
すると,中指で持っているパケットの飛び出している部分が大きくなるので左手で受け取りやすくなります。
そして,薬指に持たせに行くときに,既に左手の親指は中指のパケットの上に置いてあります。
「スイングカットを使ったフォールスシャッフル」まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は初めてのフォールスシャッフルのご紹介となりました。
スイングカット自体は特別な動きではなく,いろんな場面で何気なく行う動作なので,スイングカットを使ったスイングカットはぜひ覚えておいていただきたいです。
フォールスシャッフルは他にもたくさんの種類があるので,少しずつご紹介していこうと思います。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
コメント
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